カメラ・写真の研究です。
私は臍(ヘソ)が真正面には付いていないようです。 デジカメは勿論,AFカメラにもあまり深入りしていません。(お金がないだけかも!!)「ニコマート」のFTNとELを使っている。もうニコンでも修理のサポートをしていない機種だが、最近のプラスチックボデーと違い,重いけど丈夫だ。山にも持っていき随分あちこちぶつけたが壊れない。それにAFでもなく電子制御シャッターではないので、カメラの電池が切れてもTTL露出計は動かないが撮せるのです。(最近そう言われるのが悔しくて、電池が切れても一応は使えることを、自慢している一眼レフが発売されている。) 他に最近、小西六(現コニカ)の「コニレット」と言う昭和20ー30年代の蛇腹式カメラに凝っています。 (このコニレットのお話は追々していきたいと思っています。) 「コニレット」の詳しいことは「猫洞通信写真部」のWebサイトにあります。 なんと!!当時の取り扱い説明書まで添付されていて、助かりました。 URL: http://www.cameraguild.co.jp/nekosan/index.htm TOPページの下の方のメニュー欄 の 「先月までのカメラ」 をクリック 1998年の で 「6月のカメラ」 がコニレットのページです。 このWebサイトはカメラの外にサイト名のように、猫や星それに真空管のページまである面白いサイトです。私はどちらかと言うと犬党ですが、猫党の人にはお勧めなのかもしれません。 どうして「コニレット」なの 昭和20年代末から30年代の初め頃、父親がお前にとカメラを買って来た。それが「コニレット」だった。カメラが好きで一時は家業の合間に友達とDP店を始めた程だった。多分そのDP店は自分達の現像や焼き付けを、気兼ね無くやりたいために始めたのだろうと想う。だから私の世代としては子供の頃の自分の写真が多い。 その時は突然そんなもの持ってこられて、小学生低学年の私は困ったのだろうと思う。今のコンパクトカメラやデジカメとは違う。絞りを決めて、シャッタースピードを決めて、距離を合わせろ。そうしたらシャッターをセットしてカメラを動かさないようにして、静かにシャッターを切れ。と父親は説明をしたに違いない。そんな事が分かる筈がない。動かすな!ということだけは理解した。しかし写した写真がひどいピンボケだったこと以外には、何を写したか私には全く記憶がない。 そのカメラは私の手には負えないし、すぐに飽きてそれに手を触れなくなった。いつの間にか家からそれは無くなっていた。 それから40年余りが過ぎた。ある日新宿の木村カメラによった。中古カメラコーナーのショーケースの前で突然よみがえった。沢山並んだ蛇腹式カメラの中に一台の空色の軍艦部とこげ茶のボディー。「コニレット」という名前が直ぐ頭の中に出てきた。何とも言えない懐かしさと、「こんな物がまだ在ったんだ!!」これが第一印象だった。子供の時にはあんなに冷たく扱ったのにだ。 22、000円の値札が付いていた。買おうかとな?と逡巡した。店員にこのカメラは他にも出ることがあるのかと聞くと、たまには出てくるという。結局買わずに帰った。翌週また木村カメラに行ってみたら、もう売れていて無かった。その後新宿に出るたびに中古コーナーに寄って見たが「コニレット」は再び出てこなかった。 ー続くー 「コニレット」の写真 |